shigechi-64's diary

自由・自主・自立・自尊

読書

レポート「知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト」

読書レポートシリーズ、今回はこちらの本です。amazon: 知識ゼロから学ぶソフトウェアテストテストに関する知識がほとんどなかったので文字通り知識ゼロから学ぶのがいいだろうと思いチョイスしました。 要約 ソフトウェア開発におけるテストとは何かに始ま…

レポート「Webエンジニアの教科書」

今日からソフトウェア開発者になった人に本気で勧める5冊 - @ledsun blog↑こちらの記事に習って読んだ本のレポートを残そうと思います。今回はこちらの本。Webエンジニアの教科書作者: 佐々木達也,瀬川雄介,内藤賢司出版社/メーカー: シーアンドアール研究所…

東野圭吾『殺人の門』

読みました。 けっこう長い話だけど、おもしろかったです。この話にはまっとうな人間が数人しか出て来ず、ほとんどクズか詐欺師です。主人公がささやかな幸せを手に入れそうになると、その幼馴染である倉持が現れて不幸に叩き落すという繰り返しで、次はどん…

悩むな

ギルガメシュよ、あなたはどこまでさまよい行くのです あなたの求める生命は見つかることがないでしょう 神々が人間を創られたとき 人間には死を割りふられたのです 生命は自分たちの手のうちに留めおいて ギルガメシュよ、あなたはあなたの腹を満たしなさい…

東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』

読みました。 これはとてもおもしろかったです。一気読みできます。おすすめ。 ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫) 作者: 東野圭吾 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1996/01/11 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 55回 この商品を含むブログ (127件) …

薩摩流?謝り方

… 木戸はかつて薩摩藩が長州藩に対していかに肚黒い裏切りをなしたかということを、顔色を青黒くさせつつしつこく西郷に言いつづけた。その執拗さは、そばにいた者を不愉快にさせてしまうほどだったが、西郷は怒らず、まるで柿泥棒でもして近所の口やかまし…

綾辻行人『殺人鬼』

読みました。 殺人鬼 ‐‐覚醒篇 (角川文庫) 作者: 綾辻行人 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング) 発売日: 2011/08/25 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 14回 この商品を含むブログ (6件) を見る 血みどろぐちゃぐちゃのスプラッタ。苦…

安部公房『砂の女』

読みました。閉鎖的なコミュニティと、そこから抜け出したいけど抜け出せない、でも安住してしまえばそれはそれで安らかに暮らせないこともない、見えない牢獄のようなものを描いているのでしょうか。比喩の表現が豊富で、砂のざらっとした感覚が伝わってく…

内田樹『日本辺境論』

読みました。これは非常におもしろかったです。トビラに読み出したら止まらない、とありましたが本当に止まりませんでした。日本論好きならば読んで損はないと思います。個人的に最終章の日本語について書かれているくだりがおもしろかったです。日本語って…

「醤油の話」

鎌倉時代のお坊さんで覚心という人がいました。この人はあらゆる仏教の宗派を生涯かけて渡り歩いた人らしいですが、それほど勉強した割にはのちの仏教に影響を与えるほどの業績を残しませんでした。ただ味噌が好きで、特に宋に留学していた頃に食べた味噌の…

山本七平『「空気」の研究』

読みました。「空気を読めない人」というのは日本においては言われたくない言葉のかなり上位に入る言葉だと思います。しかし、集団ぐるみ破滅に向かって突っ走っているときに、それを救うのはまさに「空気を読めない人」なんだろうと思います。この本では「…

新撰組

新撰組が好きです。昔「おーい!竜馬」を読んだときは、竜馬の邪魔をする権力の手先的な印象であまり好きじゃなかったんですけど、その後いろいろな本などで知るにつれ、プロフェッショナル集団的なカッコ良さがあっていいなぁと思うようになりました。集団…

「日本仏教と迷信産業」

「司馬遼太郎が考えたこと」というシリーズの第11巻に「日本仏教と迷信産業」という文章が載っていて、おもしろいと思ったので紹介します。 概要 原文はかつて文藝春秋で連載されていた「雑談・隣りの土々(くにぐに)」というシリーズの第3回目だそうで、19…

少年探偵シリーズ復刻

なんと知らない間に文庫化されていました。しかも装丁が昔のままでいい感じです。これは全46巻復刻してほしいですね。([え]2-3)妖怪博士 江戸川乱歩・少年探偵3 (ポプラ文庫クラシック)作者: 江戸川乱歩,綾辻行人出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2008/11/1…

騎兵第一旅団凱旋歌(秋山好古)

司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の主人公の一人、秋山好古(あきやまよしふる)が、作った歌がなんとなく好きなので掲載してみます。この歌は、日露戦争が終わってさあ日本へ帰るぞというときに、共に戦った配下の将兵に対する訓示として作られたといいます…