東野圭吾『殺人の門』

読みました。  

けっこう長い話だけど、おもしろかったです。この話にはまっとうな人間が数人しか出て来ず、ほとんどクズか詐欺師です。主人公がささやかな幸せを手に入れそうになると、その幼馴染である倉持が現れて不幸に叩き落すという繰り返しで、次はどんな不幸に見舞われるんだろうと読んでいるこっちが不安になります。

主人公は倉持を殺したいほど憎んでいるのですが、いつも最後の一線で踏み止まってしまいます。それは一体なぜなのか?二人の奇妙な関係が作られていく過程が丁寧かつリアルに描かれていて読みごたえがあります。

殺人の門

殺人の門