映画『MAGIC』
見ました。
前から見たいと思っていたんですが、ちょうどTSUTAYAで見かけたので早速借りてみました。
コーキー(アンソニー・ホプキンス)はさえない手品師。場末のクラブのステージで毎夜マジックを披露するが、地味なルックスも手伝って一向に人気が出ない。しかし、客の注目を集めようと腹話術を交えたマジックショーを始めたところこれが大当たり。人形のファッツとともに一躍人気者になる。
順調に仕事を増やしテレビ出演の契約も決まりかけた矢先、彼は突然姿を消してしまう。多忙により精神的に疲労していた彼は、衝動的に故郷の町に帰ってきてしまっていた。そしてこの頃から彼は人形のファッツに対し違和感を感じ始める。ただの商売道具に過ぎなかった人形が、練習やステージを繰り返すうち、あたかも生きた人格を持っているかのように感じられてきたのだった。
「俺はどうかしてしまったのだろうか・・・?」
そこへマネージャーのベンが彼を連れ戻そうと追いかけてくる。ファッツを片時も手放さないコーキーを不審に思ったベンは、彼にひとつの提案をする。それは「ファッツを5分間黙らせる」ことだった。簡単さ、とファッツを手放すコーキーだったが・・・
アンソニー・ホプキンスの演技も素晴らしいんですが、人形の存在感が凄まじいです。
随所に人形の姿や顔アップが挿入され、何とも言えない不気味さを醸し出します。そして操っていたはずの人形にだんだん操られていくコーキー・・・ある意味主演はこの人形かも、とまで思ってしまいます。
- 出版社/メーカー: video maker(VC/DAS)(D)
- 発売日: 2010/05/28
- メディア: DVD
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ちなみにこの映画、Metallicaの「Sad but True」の元ネタです。この映画を見たあとに歌詞を読んでみると、なるほどなーという感じがします。